カスタム検索

門倉投手、涙の 腰痛で2軍落ちから巨人移籍初勝利。

 ◆巨人3―2阪神(7日・東京ドーム) 門倉が、感激の男泣き。FA移籍したものの結果を出せず、2軍落ちも経験した34歳右腕が、巨人での初勝利をマークした。4月14日以来、約4か月ぶりに先発し、好調・阪神相手に6回3安打1失点。ベテランの好投に4回、女房役の阿部が25号逆転3ランで応えた。巨人は今季2度目の6連勝で貯金15。上位を争う阪神、中日との6連戦、最高の形でのスタートとなった。

 言葉が出てこなかった。門倉は、お立ち台でこみ上げる涙を抑えきれなかった。「本当に苦しくて。うれしいです。みんなに感謝です」待ちに待った、巨人移籍初勝利。喜びと同時に、苦しかった日々が頭の中を駆け巡った。

 この時を待ちこがれていた。4か月ぶりの先発で、6回を3安打1失点。1回2死からシーツに一発を浴びたが、その後はスライダーを低めに散らし、阪神打線に的を絞らせなかった。「本当に必死でした。感謝です。これ以上の言葉を出したいけど、見あたりません」4度目の先発でようやく手にした1勝に、何度も頭を下げた。

 巨人にあこがれ、移籍を決意したが、結果が出ず5月1日に2軍落ち。腰痛もあったが、「ここで腐ったら終わり」と思い直した。ジャイアンツ球場で2軍全体練習が行われると、右翼フェンスに両腕と長いあごを乗せて、目の前のブルペンにくぎ付けになった。そこには久保をはじめ、鈴木誠ら育成選手もいた。「この世界に入ってくる人は必ず何かいいものを持っている。せっかくの機会だから盗まないと」と、5分以上も「特等席」に陣取ることもあった。

 ビデオで上原のフォームを研究し、取り入れた。2軍選手たちと同様に自分も試行錯誤した。開幕時、マウンドのプレートの最も一塁寄りに立っていたが、逆の三塁寄りに変えた。この試合前まで、左打者に31打数10安打、被打率3割2分3厘と苦戦を強いられていた。立つ位置を三塁寄りに変え、左打者にクロスファイア気味に内角に食い込むボールを投げたかった。

 若手からは慕われた。ジャイアンツ球場に練習に来た高橋尚から「早く戻ってきてね」と置き手紙をもらった。この日の試合前には、原監督が、監督室に呼び「一緒に戦おう。俺も戦うし、応援する」と激励した。「FAで相思相愛で来て、原点を思い出せというつもりで(監督室に)呼んだ。1点取られてからは彼本来の投球ができた」と指揮官も2軍での苦労をねぎらった。独りではない。そう思えたから頑張れた。

 阪神、中日との6連戦初戦を取り、今季2度目の6連勝。「チームの中で、一球一打に対する集中力がある。いいスタートが切れた」と指揮官も一丸野球に拍手を送った。お立ち台の最後には、横浜時代の恒例だった、アントニオ猪木の「イチ、ニ、サン、ダー!」もやっとできた。「本当に1勝目、遅れました。これから頑張ります」優勝へ突き進む原巨人に、また大きな武器が加わった。

 巨人・原監督「門倉は1点取られてからは彼本来のピッチングができた。試合前に監督室に呼んで『一緒に戦おう』と言った。シンノスケは効果的な3ランだった。(6連勝?)チームに一球、一打の集中力が出ている。6連戦のいいスタートが切れました」


(2007年8月8日06時00分 スポーツ報知)



posted by からだなおし at 08:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | 野球と腰痛 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。