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指がしびれる、手にも力が入らない 遅発性尺骨神経麻婢

尺骨神経損傷(しやっこつしんけいそんしょう)

町でも評判の美味い寿司屋のFさんは五十一歳の働き盛り。


子供の頃ぶらんこから落ちて右肘のところを骨折したので、
ちょっと肘が外側に曲がっていますが、
元気に働いています。


朝早くから河岸に寿司ネタを仕入れに自転車で出かけ、
下ごしらえから何から何まで∵人でこなします。


「らっしやい!」と景気よく客に声をかけ、
今日も自慢の寿司を握ります。


今夜も大繁盛でしたが、
最近小指のしびれが強くなり、
寿司を握る手に力が入らなくなってきたことに気が付いていました。


明日は病院に行こう、
あさってはと、
ここ数年悩んでいましたが、
ずるずると今まで来てしまいました。


翌日、一大決心をして病院を受診。


財部管症候群と診断されました。


ところで肘の内側のところを机の角などにぶつけて、
思わず指先に電気が走るような痛みを感じたことのある人は
多いと思います。


ここには神経が走る溝があってここを尺骨神経が走っていますので、
自分で触ってみてください。


うどん▽不ぐらいの大さの神経がわかると思います。


ここのところで神経が締め付けられて起こるものを肘部管症候群と
呼びます。


これも于根管症候群と同じく狭窄性神経炎のひとつです。


原因はさまざまです。


Fさんのように小さい時の骨折が原因で
肘が外側に曲がってしまったため、
神経が引き伸ばされて肘の屈伸に伴って神経が
擦れて炎症を起こして締め付けられ、
徐々に麻蝉が進行していくものを遅発性尺骨神経麻舜とも呼びます。


また重労働をする職業の人では肘関節の変形が起こり、
そのため神経が締め付けられて起こることもあります。


小指と薬指のしびれや、
指先を曲げようとしても曲がらない、
物を摘まもうとする動作が困難などの症状があり、
手の甲をみると親指と人差し指の開の筋肉のはりがなくなって、
へっこんでいることに気が付きます。


このような状態になると手術が必要です。


肘の神経が通る溝のところで神経を締め付けている
原因を取り除いたり、
神経を別の場所に移行したりします。


しかし症状が進行したものでは神経機能の回復が充分で
ないこともありますので、
出来るだけ早くお医者さんに相談した方が良いでしょう。


思い立ったが吉日です。




骨を守る骨の病気 ア・ラ・カルト
山梨医科大学整形外科 教授 赤松功也 編著
より転載 させて頂きました。


posted by からだなおし at 12:13 | Comment(0) | TrackBack(0) | 頭痛、首、肩こり、腕の痛みの悩み | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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