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幽霊の手のようにだらりとたれさがる

橈骨神経損傷(とうこつしんけいそんしょう)
 
Bさん(四十二歳)は根っからの会社人間。
ばりばり仕事をこなしましたが、
大の酒好きで今日も憂さ晴らしに同僚と飲屋に行きました。


今夜はいつもよりピッチが上がり、
べろべろに酔っ払って終電で帰宅しました。


気が付くと、玄関先でひじ枕をした格好のまま朝まで寝ていました。


朝、それを見た奥さんは「起きなさい!」とかんかんに怒りました。


二日酔いのBさんは
「何言ってやがんでぇ」と起き上がろうとしてビックリ。


右手が動かないではありませんか。

おどろいて病院に飛んで行ったところ、
僥骨神経麻疹と診断されました。やっぱり、
厄年というのはあるのです。
 

僥骨神経麻疹は一般に肩から肘までの間、
すなわち上腕で起こるものが大半です。

特に上腕の中央部では骨のすぐそばを
巻き付くように僥骨神経が走行していますので、
上腕骨骨折の際に神経麻疹が起こることがあります。


この神経が麻疹すると、
手首が上がらなくなり、
指も仲ばすことが出来ず、
だらりとたれさがった状態になり、
これを下垂手と呼んでいます。


俗にいう幽霊の手です。


一般には約三ヵ月程様子を見て、
回復傾向があるかないかを見極めます。


Bさんの場合は玄関先の硬い床と上腕骨の間で僥骨神経が
強く圧迫されて生じた麻疹ですから、
いずれ回復することが多いのですが、
あまり長く圧迫されていた場合には神経の機能が
戻らないこともあります。


このような場合には神経の縫合や、
手首の指の運動が出来るようにする腱移行術などを行います。



骨を守る骨の病気 ア・ラ・カルト
山梨医科大学整形外科 教授 赤松功也 編著
より転載 させて頂きました。







posted by からだなおし at 06:49 | Comment(0) | TrackBack(0) | 頭痛、首、肩こり、腕の痛みの悩み | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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