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首や肩・腕か痛い,指がしびれる

頸椎症

日常の診察において,四十歳以上の男性か首から肩,
さらに腕の上の方にかけて痛むという訴えで来院する場合は
比較的多いものです。


そして時にはこれらの訴えに加えて指先のしびれ感を伴ってきます。


首から肩さらに腕そして指というこの一連の経路をたどる症状を
頸肩腕症候群といいます。


これは首から出る神経がこの順序で指先の方へと走っている
ために起こる症状なのです。

この首・肩・腕・指という神経の道筋には,
関所のようにいくつかの神経を傷めやすいきまった場所があるのです。


その代表的なところは肘や手首ですが何といっても多いのは
この神経の大もとである首の神経つまり鶏神経です。


ご承知のように背骨つまり脊椎は首には七つの骨,
脊中は十二,そして腰は通常五個というふうに各部分が分れています。


この脊椎の中を脳とつながる一本の脊髄が通っていますが
頸神経は脊髄の首の部分から分かれ出て,
肩から指先の方へと走っているのです。


これは脊髄を本流にたとえればここの分かれ目,
つまり分岐部はダム,
そしてがここから各家庭にまで行きわたるという工合です。


ですからこのダムが障害を受ければただちにその支流は
影響を受けるというわけです。


ではこの分岐部,
これは頸神経の根元にあたりますか,
ここにはいろいろな障害か起きてきます。


そのなかで最も多いのが変形脊髄症なのです。


これは一種の老化現象です。


ヒトは皆年をとると皮膚にしわが目立ち,
髪の毛も薄くなり膝も痛くなります。


このような加齢変化は背骨にも起こってくるわけで,
各骨の間にあるクッションの役目をする軟骨で出来てる
椎間板はしぼんできますし,骨も変形します。


これらの変化が障害をうけやすい場所にある神経の根元の
部分に対し,直接的間接的に影響を及ぼしその程度によって
いろいろな症状述出てくるというわけです。


このように首の部分の脊椎,
つまり頸椎で変形斌起こり,
症状が発現する病気を頸椎症というのです。


なお相当重症の場合にはこの変化は脊髄にまで影響をおよぼし
時には歩行にも障害が出ます。


医師はこの病気の診断に際し,
各種の診察さらにレントゲン写真,場合によっては
MRIなどの画像診断を必要とします。


治療としては内服薬としてそこの部分の炎症を止め
疼痛をとる消炎鎮痛剤や筋弛緩剤,
そしてしびれが強い時には各種ビタミン剤を使います。


また同様の目的で首を適度に引っぱる頸椎牽引は可成の
効果を示します。


また頸・肩・腕の痛みやしびれに対する各種温熱療法も効果的です。



頻度的には多いもので,中年で特に男性の場合,
ここで述べたような症状が出て一向によくならない時には
この病気を疑ってみましょう。



これと親類みたいな病気が頸椎椎間板ヘルニアです。



前にも述べたように首の七つの骨の間にはそれぞれ椎間板という
クッションの役目をする軟骨があるのですが,
これが何かの拍子にとび出して神経を圧迫するのです。



したがって症状としては頸椎症と同じですが急性で痛みの程
度はもっときびしいものになります。



骨を守る骨の病気 ア・ラ・カルト
山梨医科大学整形外科 教授 赤松功也 編著
より転載 させて頂きました。



posted by からだなおし at 17:30 | Comment(1) | TrackBack(0) | 頭痛、首、肩こり、腕の痛みの悩み | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いまさらながら、整体の素晴らしさを教えていただきました。
Posted by 豪腕プチリンコ at 2009年02月20日 12:56
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